当院の治療について

脉診

当院では日本の伝統的な鍼灸術である
経絡治療を行っています

こちらで治療の流れをご紹介しています。

 

経絡治療とは

東洋の自然哲学思想である
陰陽五行

人間の身体にも適応するとの
東洋医学の考えに基づき

病の根本を
気血の過不足や
滞りと捉え

その症状は

内臓に関連して
手足に終始する
左右12本ある経絡の
変動(気の不足、滞り)とし

 

変動のある経絡の流れる部位や
関連する内臓が支配する組織・器官に
臓腑経絡病症として現れます。

ここでいう内臓とは
東洋医学的な内臓のことで
西洋医学の内臓とは
少し異なります。

ですので、病院で検査しても
内臓の数値には異常がないことも多くあります。

診察・診断

変動した経絡を特定するために
東洋医学的な診断法である
「望・聞・問・切」をします。

問診と切診は
経絡治療の特徴が良く出る診察法で

 

問診

治療対象としてほしい症状のほかに
あまり関係ないようなこと
をお聞きしたりします
(例えば、便通や睡眠、月経の状態等)

この問診の中から
経絡変動を引き起こした原因(病因)を
推察致しますので

 

「変なことを聞くな?」

 

と思われるかもしれませんが
病因が特定できれば
治療もスムーズに進みますので
ご了承下さい。

切診

切診(触診)では
お腹や
肘から先
膝から下の皮膚の状態を
診たりします。

腹診

手首の脈の状態から
気血の状態、経絡の変動
治療方法の選択等をしていきます。

 

脉診

 

このような診察から
変動経絡を特定し、
治療目標である「証」を決定します。

 

お腹や手足を診察致しますので
ご来院時には、肘から先、膝から下が出る
ゆったりした服装でお越しください。

 

鍼灸施術

「証」という治療目標を決定したら

症状に対して鍼灸をするのではなく
変動した経絡のバランスを
整えることを目的とし

手では肘から先
足では膝から下の経穴(ツボ)に
鍼をしていきます。

「気」の不足は補い
「邪気」を取り除くために

 

適切な鍼を選び
鍼の深さや、時間を調整し
患者様の状態に合わせた手技をしていきます。

 

鍼を刺しっぱなしにしたり、
電気を流したりするような
乱暴な治療は致しませんので
ご安心下さい。

 

1本鍼をするごとに
お腹や手足の状態や
脈を診たりして
経絡のバランスを取っていきます。

 

この治療目標である「証」
に対する治療を本治法と言いまして

 

患者様の自然治癒力を
高めることで
病気・症状の改善を図ります。

 

本治法では
すぐに効果を実感される方もいれば
施術後しばらくしてから
効果を感じられる方もおられます。。

 

経絡治療で
本治法を重視しているのは

 

痛みや症状を抑える
対症療法は即効性があるものの

病気の根本である
気血の変動が改善しなければ
またすぐに元に戻ってしまうからです。

 

とはいえ
今の症状を緩和することも
治る力を後押しするので

症状の出ている部分や
身体の上下左右のバランスをとるために
手足のツボ以外にも
鍼やお灸をします。

 

特に鎖骨の上から頸肩部は
ナソ治療と呼び
上半身の諸症状の改善が期待でき

 

鼠経部から腰臀部は
ムノ治療と呼び
腰下肢の症状の改善が期待できます。

 

このほかに補助療法として
奇経治療
子午治療
刺絡治療
伝統的な特効穴治療

などで患者様の
今ある症状の軽減を図ります。

 

但し、総ての治療は
患者様の身体に
合わせたものでなければなりませんので

標治法や補助療法が
適応とならない場合がございます。

そのような場合でも
本治法により
自然治癒力を高めていくことで

症状の改善が期待できます。

 

 

 

 

治療期間と治療間隔について

症状の程度や
発病からの期間
患者様の体質

患者様それぞれ異なっていますので
施術後にお伝えしております。

 

基本的には
週に1回程度をおススメしておりますが
お子様や、「気」の動きが速い敏感な方など
治療間隔を短くすることで
早期に症状が改善されます。

 

また症状が軽減してきましたなら
治療間隔を眺めにしていき、
月に1回程度のお体のメンテナンスを
おススメしております

 

 

豊田市や周辺の岡崎市、知立市、安城市、みよし市などで、

慢性的な症状でお悩みの方は

是非お問合せ下さい

 

 

 

 

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