40代後半からの閉経時期にかけての
ホルモンバランスの乱れに起因する更年期障害。
のぼせ、頭重、めまい、
足の冷え、イライラ、動悸
などなど不快な症状でお悩みの方も多いと思います。

純東洋医学的な鍼灸治療である
経絡治療で
その不快な症状、スッキリさせませんか?
東洋医学的にみた更年期障害
東洋医学の古典である
素問、上古天真論には
女性は七の倍数で
身体が変化すると書かれており
初潮は
二七(十四歳)にして任脈通じ、太衝の脈盛んになり・・・
閉経は
七七(四十九歳)にして任脈虚して太衝脈衰少す・・・
とあり、
初潮の時期こそ早まってはいますが
閉経時期は
今も昔もあまり変わらないようです。
東洋医学における原因は
東洋医学では
更年期障害を
「血の道症」として扱っています。
つまり、血の不足や
生理的ではない「?血」により
陰陽の変調として
現れた症状と
捉えています。
具体的には、
上焦(横隔膜より上)で生じた陽気は下り
下焦(臍より下)で発した陰気は登り
気の上下陰陽が交流し
バランスを保っています。
しかしこの陽気と陰気の交流が
妨げられると
陽気は上に停滞し、
のぼせ、発汗、頭重、肩こり
等を生じ
陰気が身体の下部に停滞することによし
足が冷え、頻尿、腰痛
といった症状を起こします。
どうして血の変動が起きるの?
生殖機能をつかさどる臓は
腎臓です。
腎には、父母から受け継いだ
先天の精と
飲食物から得られる後天の精を
蔵しています。
加齢とともに
腎は衰えていき
腎がつかさどる水分代謝にも影響を及ぼし
血の中の水分が不足すると
身体を冷やす作用が減退し
熱を生じます。(陰虚)
身体内部で生じた熱は
上部・外部に向かい
のぼせ・頭重・肩こり・動悸
のように身体の上部の症状を引き起こします。

熱(陽気)が上にとどまれば
陰と陽の交流が起きず
身体下部は
冷え・腰痛・頻尿
等の症状を起こします。

また血の水分だけでなく
血そのものが不足するようになると
血を蔵する肝にも変動が起こります。
すると
イライラしたり、めまいが起きたり
といった症状がでてきます。
更年期障害の鍼灸治療
更年期障害の原因は
陰陽の失調であり
その症状も機能(陽)的ですので
鍼を深く刺したりすると
血を損傷します。
浅い鍼で
「気」の調整をする
経絡治療は
不足している「気」を補い
陰陽の交流を図ることで
更年期障害の
様々な症状を
改善することが出来ます。

おわりに
更年期には
ライフスタイルの変化も多く
人間関係にまつわるストレスも
増えてくる時期です。
感情の乱れは
気血を損傷するので
一概に更年期障害を
生理機能の衰えだけが
原因とも言えませんが
起きている症状は
陰陽の失調からくるものです。
このような症状に
お薬で対応するのも
正しい選択だとは思いますが
対症療法であり
根本治療ではありません。
心と体は一体と
考える東洋医学の
経絡治療で
更年期の不快な症状をスッキリさせませんか?
豊田市や安城市、岡崎市などで
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